むきだしのことば。〜ワーママえむのブログ〜

東京で暮らすアラフォーママが、妊娠、出産、子連れ旅行、育児グッズなど本音レビュー!【本ページはプロモーションが含まれています】

低体温療法を経て元気になりました。重症新生児仮死だった息子。

ただいま、生後2ヶ月の息子を育児中のえむ(@mykotoba)です。
今はとても元気な息子ですが、産まれたときは、「低酸素性虚血性脳症で新生児重症仮死状態」でしたが、低体温療法のお陰で回復しました。

出産については、以前にレポしましたが、その後の「NICU・GCU入院〜退院」までのブログを書きます。

繊細なことなので、書くべきか悩みました。
でも私の経験が、何かの参考になればと思い書くことにします。
この記事で傷ついたり、悲しい気持ちになってしまう方がいらっしゃいましたら、申し訳ありません・・・。

新生児重症仮死状態で産まれた息子。

息子は、産声を上げるまでに少し時間がかかりました。
そして、産院からNICUのあるN病院へ救急車で搬送されました。

 

新生児仮死状態で産まれた息子


N病院のNICUにて、息子は「重症新生児仮死。低酸素性虚血性脳症のため、一刻も早く処置が必要である」という診断がくだされました。
「低体温療法」をした方が良いが、N病院の装置はあいにく埋まっている。
ということで、N病院から、T病院へ再度搬送されることになりました。

T病院にて、さっそく「低体温療法」を開始。
その後、順調に回復し、NICUへ3週間の入院で、退院することができました。


もしも、低体温療法の装置が空いてなかったら・・・。
もしも、処置が間に合っていなかったら・・。と思うと恐怖でしかありません。

低酸素性虚血性脳症と、新生児低体温治療とは。

私が医者の説明を受けて、自分で解釈した内容を書きます。
医学的に間違っている可能性もあるので、正確なことはご自身で主治医に確認してくださいね。


・低酸素精虚血性脳症
産まれてくるまでの間に、赤ちゃんへ酸素が行き届かなくなってしまった。
呼吸困難な状態で産まれてきたので、脳みそにきちんと酸素が届いていない。
その間、脳がダメージを受けてしまっている。
何故、酸素が届かなかった、どのぐらいの時間届かなかったのかは、私の場合は不明。

→酸素が届かなかった時間が長いほど、リスクが大きい。

・低体温療法

低体温療法


脳のダメージを進行させないために、72時間、脳の温度(体温)を下げ続ける。
ダメージを回復させる治療ではなくて、今よりも進行させない。というもの。
出産後、できるだけ早く体温を下げる必要がある。

72時間冷やした後は、体温を戻す。
そして、それから「脳がどれだけのダメージを受けたのか」を調べ、必要な治療を行っていく。

 

NICUへ入院している息子へ初めて会いにいく。

 低酸素脳症のためNICUへ。

出産直後の私は、フラフラで歩くこともできなかった。
少し回復をしてきた2日後、息子が入院しているT病院へ行く許可がでた。

フラフラの状態で、タクシーで病院へ向かう。
会陰の傷が痛すぎて座るのもつらい。

低体温療法をしている息子は、裸でひんやり冷たかった。
冷やしているのだから当たり前なのだけれど。

看護師さんに「可哀想って思わないでくださいね。頑張っているので」と言われた。
言われて気づいた。
可哀想だなんて、全く思っていなかった。

私は、息子にちゃんと会えたことが嬉しかった。
とてもかわいくて、愛おしいと思った。
泣くのはやめよう。息子の前では、明るくいたいと思った。

NICU・GCUへ入院している息子に会いに行く日々。

息子はNICUへ約1.5週間程度。GCUへ1.5週程度入院していました。
NICUで初めての抱っこ。

入院中は、毎日だって顔を出したかった。
でも、身体がつらすぎて、苦しかった。
会いたい気持ちは当然あるけれど、身体がつらすぎて、病院へ行きたくない。


本当は、搾乳した母乳を、毎日NICUへ届けたい。
でも、それができない自分。

息子への愛情が足りないのか。
自分のことを優先するなんて、母親失格だ。
と、自分を毎日のように責めていた。

普通は、赤ちゃんがそばにいて、睡眠不足で世話して大変なはずだ。
わたしは、赤ちゃんが側にいなくて、ずっと寝ていられる。
それなのに、こんなに大変で辛いと思っているなんて最悪だ。と思っていた。

今覚えば、産後の体調で病院へ外出することのほうが大変だと思う。
だから、気にするな!と、そのときの自分に言ってあげたい。

もし、同じような状況の方がいたら、自分を責めないでくださいね。
 ※NICUへの面会の様子などは別途ブログで書きたいと思います。

NICU・GCUを退院し、元気な息子。

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低体温療法後、様々な検査をしました。
検査結果と、その後の状況は良好!!

将来的にリスクはゼロではないけれど、脳への致命的なダメージはなかった。
お陰様で、順調に回復し、元気に退院できました。

奇跡だと思った。

低体温療法を受けている間、
「とにかく命だけは助けてください」
「少しでも、少しでも健康でありますように」
と祈っていた。

現在の息子は、生後2ヶ月で5400グラム。
すくすくと成長しています。

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(おもちゃは無理やり握らせましたwまだ自分ではもてません)

担当医の先生、看護師さん、支えてくれた家族。
そして、何よりも頑張った息子本人。
全てに感謝の気持ちでいっぱいです。

 

 

息子のその後の成長

その後の息子の成長は、大学病院で定期的に経過を見ていただいています。
今は、イヤイヤ期真っ只中のわんぱくな2歳。
ありがたいことに後遺症もなく、元気いっぱいです。

 

▼元気いっぱいな様子

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